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​種プロジェクト

seed project

 私たちランドスケープアーキテクトという職業は、大地の形を変え環境とその場所を取り巻く生き物たちの関わり方を再編するとき、設計によって新しくその場に木を植える。そこには彼らが連綿とつないできた時間をともに植えることになるのだと思う。ちいさな一粒の種が、何十年何百年先の景色をつくることになるかもしれない。この本は、生産者でも研究者でもない、ランドスケープの設計に携わる者たちが、場所と付き合うなかで地域の植生を見つめ、種を採り、土に埋め、苗木になるまで育み、再び大地に植えるまでのその取り組みを記録し伝えることを目的としている

1|​採集

collect seeds

木々が実をつけ熟れた頃に昔からの地域の植生が残る場所をめぐり、種を採集します。​採集した種は果肉やワタを取り除き乾燥させます。

2|育苗

grow seedlings

乾燥させた種をパレットにまき、発芽を待ちます。

実生を鉢上げしながら少しずつ苗木を大きくしていきます。

3|植栽

plant seedlings

時間をかけて育んだ苗木は、竣工時に地域の人たちと共に植栽ワークショップをおこないます。

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