
Photo by Tanaka Hajime

Photo by Tanaka Hajime
代表取締役
大野 暁彦
登録ランドスケープアーキテクト
名古屋市立大学大学院芸術工学研究科准教授
中央大学兼任講師
愛知工業大学非常勤講師
ほとんどのプロジェクトは、都市や地域をつなぐはじまりの点である。 これまで私は、さまざまなプロジェクトを通し、それぞれの計画地と地域を関係づけていくことに挑んできた。
地域と関係づける手法は場所の特性ごとに異なるが、地域との接続性の高い外部空間を創出し、またその土地に残る森や自然の再生を図ることで地域との一体性を高めることをめざしている。
東京生まれ東京育ちであるものの、住まいの近くには公園や畑がたくさんあるいわゆる日本の典型的郊外の風景が広がっていた。小学校の楽しみといえば、学校から家までの道で道草を食うこと。緑道沿いの草花を摘んだり、花の蜜を吸ったり、日向ぼっこしたり、友達とかくれんぼをしたり。
1kmも満たない帰り道に1時間も2時間もかかって下校していたそんな幼少期の原体験がある。 中学校以降、世界で起こる貧困問題や都市問題など様々な社会問題を知るたびに、どうにか人を救う仕事ができないものかと考えた中で、レイチェル・カーソン著の「沈黙の春」をはじめとする環境問題に関する本と出会う。「環境問題を解決すれば60億人(当時の地球人口)を救えるかも?」と考え、環境問題を解決するような空間づくりに関わろうと、ランドスケープアーキテクチュアの世界へ足を踏み入れた。
| 学歴 |
2007:千葉大学園芸学部緑地・環境学科卒業
2009:千葉大学大学院園芸学研究科修士課程修了(三谷徹研究室)
2014:千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程修了 (三谷徹研究室)
| 職歴 |
2009-2010:文化庁新進芸術家派遣制度としてオランダ・OKRAに勤務
2015-2017 :SfG landscape architects設立
2017- :株式会社エスエフジー・ランドスケープアーキテクツ設立

Photo by Tanaka Hajime
ランドスケープデザイナー
高木里美
養老山脈に囲まれた田園地帯で育ち、犬や馬、自然に親しむ幼少期を過ごしました。学生時代より現在まで滋賀県の離島沖島に通いながら、自然とくらす人々の営みに触れてきました。
自然相手の産業に従事する人びとの暮らしや、職人達のもつゆるぎない技術や知恵に惹かれます。
SfGでは、動物のための庭や作家の庭など主に私的な庭を担当してきました。対象を具に観察し、土地に通うなかでデザインを導き出し、物語をつくるように庭をつくることを大切にしています。現在は、児童養護施設のPJや街並みをつなぐPJに参画。
ランドスケープの治癒力を活かせるような、場づくりに携わるのが目標です。本をつくること、ホースセラピー、素材への探求が関心ごと。
|学歴|
2018:椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン研究科卒業
2020:名古屋市立大学大学院芸術工学研究科修士課程修了
(大野暁彦研究室)
|職歴|
2020-:SfG landscape architects 入社
|展示会|
2022:個展 「対岸への便り」

Photo by Tanaka Hajime
ランドスケープデザイナー
畠田 恵
造船業が盛んな長崎県佐世保市と、植木のまちとして有名な大阪府池田市で育ちました。土木の景観デザインを学んだ後、スイスのランドスケープ事務所に勤務。欧州の屋外空間に触れながら、公共空間の豊かさについて思索しました。
現在は長野県飯田市との二拠点生活を送りながらSfGに参画。
主に駅前広場や街路空間などを担当していますが、ゆくゆくは橋やキャノピーなどの構造物のデザインに携わることや、日本でもグラスガーデンのような柔らかな風景をつくることが目標です。
|学歴|
2017: 大阪市立大学 工学部 都市学科 卒業
2021: 京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻
景観デザイン分野 修士課程修了
| 職歴 |
2021: 植彌加藤造園(京都)
2021-2023: Enea Landscape Architecture(チューリッヒ)
2023: SfG landscape architects 入社