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NBK コミュニケーション広場
岐阜県関市にある鍋屋バイテック株式会社の小さなコミュニケーション・プラザである。
この工場では、モーション・コントロール技術のための機械要素や部品の設計、製造、販売を行っており、約400人が働いている。この広場は、職場と駐車場を階段でつなぐ場所として計画された。計画前のキャンパス内には、建物の外で働く人たちとのコミュニケーションスペースはほとんどなかった。前会長の描いた「工園」という理念のもと、この広場は森に囲まれたコミュニケーションスペースとして設計された。
広場の隣の建物には休憩スペースとフィットネスクラブがあり、ワーカーのコミュニケーションの場としての役割を担っている。広場の構成はとてもシンプルで、湾曲した白いコンクリートのベンチ、テラスとしてのウッドデッキ、白いパンチングメタルのテーブルが置かれている。ベンチの形状は、人々がそこで話をしたり、コミュニケーションをとることができるように湾曲している。ベンチの足元は、キャンパスの主軸の端点としてビビッドなオレンジで彩られ、人々を誘う。ベンチの幅は、メイン通路から奥の方が手前よりも広く、ゆったりとくつろげるようにした。
ベンチの上には、布製のスカーフのような軽やかな曲線のパンチングメタルのテーブルが配されている。工場内は主に道路用の照明しかなく、寒色系の光しかない。私たちは、工場内に暖かみのある照明でワーカー同士のコミュニケーションを図るアットホームな空間を設けた。温かみのあるオレンジ色の照明と立体的な曲線のベンチは、工場内の特別な照明色として空間を誘います。テーブル照明やポール照明とのレイヤー照明が空間に奥行きを生み、夜の営みが印象的な空間となっている。
竣工 | 2020.6
規模 | 敷地面積 210 m2
住所 | 岐阜県関市
内容 | ランドスケープ基本・実施設計・設計監理
施主 | 鍋屋バイテック
施工|大島造園土木株式会社
写真|Tololo studio